1.9でポーションの入手コマンドが変わる! 効果を組み合わせる方法や種類を指定するNBTタグを解説【Minecraft】
配布ワールド制作者の皆さん、バージョン1.9から、ポーションを入手するコマンドが大きく変わることはご存じですか? ツールを使って、好きな効果を組み合わせたオリジナルのポーションを簡単に作る方法を解説します。と同時に、バージョン1.9で変わるポーションのダメージ値やNBTタグについて詳しく解説します。
[2016年3月6日追記] コメント等でご指摘を頂き、Potionタグでポーションの見た目を設定する際の仕様について訂正しました。間違った記述を放置してしまい申し訳ありませんでした。
- バージョン1.9の、コマンドや配布ワールド作成に関する新機能/変更点まとめ
https://mcthnk.com/pcversion19-command-guide/
▲バージョン1.9はコマンドに関する新要素/仕様変更が盛り沢山。
好きな効果を組み合わせた、オリジナルポーションのコマンドを解説
即時回復Ⅲ、再生Ⅲを10秒、レジスタンスⅢを30秒… こんな風に、好きな効果を組み合わせた、オリジナルのポーションをコマンドで作ってみましょう。配布ワールドを制作している方ならご存知だと思いますが、「CustomPotionEffects」機能で好きな効果と時間をいくつも設定したポーションを作成できるんです。
- オリジナルポーションのコマンドの一例(1.7~1.8でしか使えません)
- /give @p minecraft:potion 1 8197 {display:{Name:”魔改造☆回復ポーション”},CustomPotionEffects:[{Id:6,Amplifier:2,Duration:20},{Id:10,Amplifier:2,Duration:200},{Id:11,Amplifier:2,Duration:600}]}
▲ですがこちらをご覧ください。オリジナルポーションを入手するコマンドなのですが、効果を設定する部分が長く、打つのが面倒くさそうです。そこで、簡単にコマンドを生成できる例のツールを使いましょう。
- 毎度お世話になっているコマンド生成ツール「MCStacker」
http://mcstacker.net/
うちのコマンド解説記事では度々登場している、高機能コマンド生成ツール「MCStacker」。詳しい使い方はこちらの記事で解説済みですが、今回はカスタムポーションのgiveコマンドをこのツールで作ります。
「Command type:」をgiveコマンドモードに切り替えて、Player Nameに面倒なのでとりあえず「@p」と入力。「Item:」に「poti」まで打てば色々なポーションが出てきますが、実はここでオリジナルポーションの見た目を決めているんです。例えばここでPoisonを選んだからって、後で効果を設定すれば毒は消えます。
→[2016年3月6日追記]バージョン1.9では、ここで選んだポーションの効果も残るようです。コメント等でのご指摘ありがとうございました。
作りたいポーションの色 | 選択するアイテム名 |
---|---|
青いポーション | Water bottle, Awkward Potion, Thick Potion, Mundane Potion |
水色のポーション | Swiftness Potion |
紺色のポーション | Night Vision Potion |
ピンクのポーション | Regeneration Potion |
赤いポーション | Healing Potion |
濃い赤色のポーション | Strength Potion |
どす黒い赤色のポーション | Harming Potion |
黄色いポーション | Fire Resistance Potion |
黄緑色のポーション | Leaping Potion |
抹茶色のポーション | Poison Potion |
濃い灰色(若干緑)のポーション | Weakness Potion |
薄い灰色のポーション | Slowness Potion |
いよいよ効果を設定します。「Status Effects」にチェックを入れると全ポーション効果の一覧が出てくるので、付けたい効果にチェックを入れてレベルと時間を設定しましょう。「Amprifier」が効果の強さのことで、ここに入れた値に1プラスされたレベルの強さになります。
このままだと、ポーションの説明文の下に効果が一覧表示されます。効果を隠したい時は「Hide Flags」にチェックしましょう。この「ひでフラグ」機能の正しい使い方は前にこちらの記事で解説しましたね。
バージョン1.9で変わった、ポーションの新しい入手コマンドを解説
先ほどのオリジナルポーションのコマンドを、現在SnapShotがリリースされているバージョン1.9で使ってみるとうまく動きません。ポーションの見た目を設定すると該当するアイテムが無い状態になります。実は、Snapshot15w31aにてポーションの仕様が変わり、従来の方法ではポーションをコマンドで入手できなくなってしまったのです。ではどうすればいいんでしょうか。
(1.9のSnapshotを遊ぶ方法についてはこの前のフルトン回収の記事をご覧ください)
1.9に対応させるために、まずはアイテムの種類を「Water Bottle」、つまり水入り瓶に切り替えましょう。ポーションの見た目が変わっちゃいそうですが、1.9ではそもそもポーションの種類を指定する方法が変わったのでこれで大丈夫なんです。見た目はあとから決めますから。
そしてバージョン1.9向けに「Potion ID」という設定項目が用意されています。バージョン1.9でポーションを入手するためには、こちらでポーションの種類を設定するんです。これまで各ポーションはダメージ値で指定されていましたが、これからは「Potion:」というNBTタグで種類が指定されるんです!
「あれ? スプラッシュポーションは消えたの?」 心配ありません、スプラッシュポーションも健在です。「Potion ID」欄にはスプラッシュの選択肢はありませんが、上のアイテム選択欄に「(1.9) Splash Potion」として残っています。スプラッシュポーションに「minecraft:splash_potion」というIDが与えられたんです。
- バージョン1.9からの新しいポーション入手コマンドの書き方
- /give @p minecraft:potion <個数> 0 {Potion:”新しいポーションID”}
スプラッシュポーションの場合:
/give @p minecraft:splash_potion <個数> 0 {Potion:”新しいポーションID”}
▲バージョン1.9からの新しいポーションを入手するコマンドです。今までは、「/give @p minecraft:potion 個数 8198」などと「ダメージ値」を書いて種類を指定していましたが、代わりに「{Potion:”ポーションID”}」と書いて種類を指定するようになりました。
バージョン1.9からの「Potion:」タグに入れるポーションID一覧 (スプラッシュポーションの場合もIDは同じ) |
|||
---|---|---|---|
ポーションの種類 | 通常 | レベルⅡ(強力バージョン) | 効果時間延長バージョン |
水入り瓶 | water | ? | ? |
ありふれたポーション | mundane | ? | ? |
濃厚なポーション | thick | ? | ? |
奇妙なポーション | awkward | ? | ? |
暗視のポーション | night_vision | ? | long_night_vision |
透明化のポーション | invisibility | ? | long_invisibility |
跳躍のポーション | leaping | strong_leaping | long_leaping |
耐火のポーション | fire_resistance | ? | long_fire_resistance |
俊敏のポーション | swiftness | strong_swiftness | long_swiftness |
鈍化のポーション | slowness | ? | long_slowness |
水中呼吸のポーション | water_breathing | ? | long_water_breathing |
治癒のポーション | healing | strong_healing | ? |
負傷のポーション | harming | strong_harming | ? |
毒のポーション | poison | strong_poison | long_poison |
再生のポーション | regeneration | strong_regeneration | long_regeneration |
力のポーション | strength | strong_strength | long_strength |
弱化のポーション | weakness | ? | long_weakness |
この表は、公式Wikiのこちらのページの表を翻訳したものです。 「healing」と「harming」を間違えないようご注意! 真逆の効果です。 |
例えば、治癒のポーションの見た目で中身はダメージを与える場合、
/give @p minecraft:potion 1 0 {CustomPotionEffects:[{Id:7,Amplifier:2,Duration:20}],Potion:”minecraft:healing“}となります。「Potion」タグで見た目を、「CustomPotionEffects」タグで実際の効果を設定するのです。
[2016年3月6日追記] バージョン1.9現在、「Potion」タグで指定したポーションの効果も一緒に付く仕様のようです。誤った記述を放置してしまい申し訳ありませんでした。
いかがでしたか。1.9ではコマンドの変更点が色々あるんです。
「これはどうするの?」などコメント待ってます。
最近書いたコマンド解説記事
8件のコメント
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夢海2016年3月3日治癒ポーションの見た目で、負傷の効果をつけても、治癒の効果が残っていました。 この治癒の効果って消せないんですか?
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ヨッシー怪獣2016年3月20日effectのやり方教えてください
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amata2016年7月2日ポーションの見た目についてですが、自分の場合バニラテクスチャでも耐火の見た目はピンク、他も違う色なので修正した方がいいかと思います(´・ω・`)
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尾原優2017年1月14日Select Potion Typeでは効果も決められてしまうので、CustomPotionColorタグを使って色を決めるほうがいいと思います。(今更ですが)
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Boy Husk (スカイフ ルート)2017年3月28日塩化水素水溶液(塩酸)というものを作ったのですがボトルにエンチャントしたときのパーティクル?が付いてしまいますそれを消す方法はありますか?
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でんでん (Minecraft ID:denden0816)2017年5月25日ありません。 水入り瓶のみエンチャントパーティクル? っぽいのがついていません。 Vanillaのポーション全てエンチャントパーティクル? が付いているのでまあないと思っててください。 俺マイクラ歴2年半ぐらいですが エンチャントパーティクル?を 取り除く方法は今のところないです。
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UraKing2017年6月18日飲んだら採掘速度上昇っていう効果を付けたいんですけどhasteをどうやってつけるのかわかりません...
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UraKing2017年6月18日すいません いろいろ試したらできました