コミュニティマネージャーが「PS4版BE」を「出所不明の情報」扱いした件【Minecraft】
先日開催された「Minecon Live 2019」では、「ネザーアップデート」を含めて様々な初公開情報がお披露目された。しかし前々から噂されていた「PS4の統合版リリース」に関する情報は全く公開されなかった。そんな中Twitterでぶつけられた不満に対して、コミュニティマネージャーのHelen氏が興味深いツイートをしたのだ。
https://www.youtube.com/watch?v=OZqNaEX8208
3時間近い放送の大半がトークまたはミニゲームだった印象のある「Minecon Live 2019」だが、辛抱強くあのニュースの続報を待ち続けていた視聴者も大勢いるだろう。そのニュースとは、「PS4版BE」である。
ESRB(米国のゲーム審査機関)に登録されたことで、リリースの可能性が大幅に高まったPS4版Bedrock Edition(統合版)。発表前のゲームが審査機関からバレてしまうことは少なくないが、何ヶ月も発表されない例は稀だ。
https://mcthnk.com/mcbe-ps4-crossplay-option/
ESRBの登録に加え、Windows10などに配信されているベータ版に「PS4だと思い込ませたときだけ表示される設定」が発見されるなど、いよいよ発表が近いのではないかと思わせるような出来事が重なり、コミュニティの期待は高まっていた。
しかしMinecon Live 2019では、PS4版BEについては全く触れられなかった。その反動で、イベント終了後のチャット欄が「PS4 BEDROCK」だらけだったのを筆者は確かに覚えている。
https://twitter.com/Alexiz65559956/status/1178364765778911234?s=20
開発者の一人、David氏の「BEにマントが来るよ!」というツイートに対するリプライ。「悲しいことにPS4には来ない、BEがないから!馬鹿げてるよ。配信日が未定なら、少なくともPS4版が出ることに言及できたじゃん。視聴者の大半はPS4版BEの確定を3時間待ち続けたPS4プレイヤーだぞ!なんてことしてくれるんだ😭」
視聴者の大半がPS4プレイヤーってのは不確かだが、筆者もPS4版BEに関するニュースを期待していたうちの一人だ。マスオがよくわからないゲームを始めたあたりで不安になってきたが、結局何もなくてがっかりした。
だが問題はここからだ。コミュニティマネージャーのHelen氏が、このツイートに返信したのである。
https://twitter.com/HelenAngel/status/1178582113542496257
「Minecon Liveで、我々はPS4に関するどんなお知らせも発言していません。PS4に関してニュースは何もありません。何ヶ月もそう言っています。全くわからないんですが、どこで知ったんですか?」
ここ数ヶ月でPS4版BEに関するニュースを散々目にしてきた我々から見れば、このツイートは理解に苦しむ内容である。少なくとも「まだ言えません」と返信するか、そもそも無視するのが妥当ではないのか。なぜ「どこで知ったのか」と聞いたのだろう。
ESRBのレーティングという確たる証拠がある中、なぜHelen氏は、PS4版BEの件を「出所不明の情報」のように扱ったのだろうか。
つまりこのツイートから推測するに、「PS4版BEは、開発チーム全員に存在が共有されているわけではない」ということだ。レーティングや設定などの証拠が色々発見されつつあるが、まだ「発表できる段階ではない」と解釈していいだろう。
このままいけば、PS4ユーザーはさらに孤立が進むことになる。Switchが統合の輪に加わってから1年以上が経つ中、我々は公式からの発表をただ待つことしかできない。