2024年版 Fabric導入方法と軽量影MOD入れ方完全ガイド【Minecraft】
マインクラフトJava版の軽量化MODといえば、「OptiFine」が有名でしょう。ところが、軽量化MODはオプティファインだけではありません。MODローダーの「Fabric」に、様々な軽量化MODを組み合わせることで、シェーダーパック(影MOD)も入れられるようになります。この記事では、画像付きでファブリックの導入からPC版を軽くし、影を使う方法を解説します。
目次
注意
この記事は、「Java版」だけで使える方法を説明しています!
「スマホ・タブレット・ゲーム機」のマイクラが重いなら、設定を見直すのじゃ。
ステップ1 Fabricの起動構成を作る
- これからすること:
- Fabricをインストールします。
昔はこういうのを「前提MOD」と呼んでいたのじゃが、「MODローダー」と呼ぶほうが分かりやすいのじゃ!
MODローダーの例として、「Forge」「NeoForge」「Quilt」などがあります!
- ※以下の内容は「Minecraft 1.20.4」と「Fabricローダー0.15.10」の組み合わせを使用しています。
- 将来のアップデートで手順や画面が変わる可能性があるため、適宜説明を読み替えて対応してください。
- Fabricインストーラーのダウンロードページ
- https://fabricmc.net/use/installer/
- 上記のページを開いてください。
- 「Download for Windows」をクリックします。ダウンロードしたファイルを開きます。
- インストーラーのファイル名は
fabric-installer-バージョン.exe
という形式です。 - ※Macの場合はボタンやファイルの名前が異なりますが、同様にファイルを開いてください。
- インストーラーのファイル名は
- インストーラーを開くと、このような「セットアッププログラム」画面が表示されます。
- 遊びたいMinecraftのバージョンを選んでください。
- 記事の後半ではMODを紹介します。MODによっては最新バージョンに対応していませんから、その場合はバージョンを変えてインストールしなおしてください。
- ローダーバージョンは変えないまま、「インストール」を押してください。
<マイクラバージョン>用のFabricローダー<バージョン>が正常にインストールされました。
多くのmodを使用する場合には、Fabric APIをmodsフォルダーに入れる必要があります。
- このメッセージが表示されたら、自動で「起動構成」が作られています。
- ステップ2に進んでください。
- もし、マインクラフトランチャーを開いている場合は、いったん終了してください。
WindowsのFabricインストーラーでエラーが出た場合
※エラーが出ていない場合は、ステップ2に進んでください。
- Windowsでexeを実行すると、「The Fabric Installer could not find a valid Java Installation」というエラーが表示される場合があります。
- これは、インストーラーの動作に必要なJavaランタイムを、Fabricが見つけられなかったので、先に進めないという意味です。
- Fabric公式による、Javaの入れ方の解説(日本語)
- https://fabricmc.net/wiki/ja:player:tutorials:java:windows
- この場合は、上記のページに書かれた解説に従い、Javaをインストールします。
- Wikiにある通り、Oracleの「Javaをダウンロード」とは異なるサイト(OpenJDKのアーカイブ)を使います
- ただし、Wikiに書かれているURLは開発用の「JDK」になっており容量の無駄です。「Package Type」から「JRE」に切り替えてください。
- ファイル名に「OpenJDK17」「jre」が含まれているインストーラーが正解です。
- ※Minecraft 1.20時点のバージョンです。Wikiに従ってください。
ステップ2 ゲームディレクトリを分ける
- 次にすることは、ゲームディレクトリを分けます
- 起動構成を作っただけだと、MODが混ざってしまいます。
- 一緒に使わないものを区別するために、ゲームディレクトリを分けましょう。
何もしないと、みんな同じフォルダを使ってしまうのじゃ。
みんなが同じフォルダを使うと、何が起こるのでしょうか?
古いバージョンを遊ぼうとしても、新しいバージョンのMODが邪魔になって、ワールドが遊べなかったり、壊れたりする危険性があるのじゃ。
少なくとも、バージョンごとに、フォルダを分けた方がいいということですね!
fabric-loader-マイクラのバージョン
という起動構成が追加されています。- ただし、まだプレイしてはいけません!データが混ざってしまいます。
- ランチャー上の「起動構成」タブに切り替えます。
fabric-loader-マイクラのバージョン
の右にある三点マークをクリックします。- 「編集」「複製」「削除」のうちの「編集」をクリックします。
- ゲームディレクトリ欄の右にある「参照」をクリックします。
- 最初は「.minecraft」フォルダになっています。
L .minecraft
L profiles
L fabric120
- これから、.minecraftの中に、上記のようなフォルダを作成します。
- 「新しいフォルダーの作成」を2回使い、この構造を作ってください。
.minecraft\profiles\fabric120
フォルダを作成したら「OK」をクリックしてください。- ※画面では「fabric」となっていますが、バージョンに応じて数字を付けてください。
- 違うバージョンで遊ぶときにフォルダを変えるためです。
実は、フォルダ名は自由に決めていいのじゃ。
今回は、分かりやすくするために、このようなフォルダ名にしています。
- fabric用のフォルダを指定できたら「保存」をクリックします。
- 次に、
fabric-loader-マイクラバージョン
のフォルダボタンをクリックします。 - エクスプローラーが開いて、空のフォルダが表示されます。開きっぱなしにして、ランチャーに戻ってください。
- エクスプローラーを放置した状態で、「プレイ」をクリックします。
変更されたMinecraft: Java Editionの起動構成でプレイしようとしています。
- この警告が表示されたら、「二度と警告しない」にチェックを入れて「プレイ」をクリックしてください。
- 「Fabric(Mod導入済み)」と表示されたら、Fabricが起動しています。
- 「Mods」というボタンがありませんが、正常です。あとのステップで直します。
- 開きっぱなしにしたエクスプローラーを見ると、空だった場所に、modsフォルダーができています。
- 次のステップでも使うので、エクスプローラーはそのままにしてください。
ステップ3 Fabric APIをmodsに入れる
- これからすること:「Fabric API」を入れます。
- これがないと、多くのMODが動きません。
Fabric APIが、他のMODの「前提」になっているのじゃ。
- Fabric APIのダウンロードページ
- https://modrinth.com/mod/fabric-api
- Fabric APIをダウンロードするために、上記のページを開いてください。
- これは「modrinth」という、新しいMOD配布サイトです。
- Fabric用のMODを手に入れるなら、何度も使うことでしょう。
- 右上の「Download」ボタンをクリックしてください。
- 「Select game version」をクリックしてください。
- 使いたいバージョンを探してください。どうしても見つからない場合、遊ぶマイクラのバージョンを変えてください。
- バージョンを選択すると、最後のダウンロードボタンが出るので、クリックしてください。
- ダウンロードしたjarファイルのフォルダを開いてください。
- さっき開きっぱなしにしたエクスプローラーを、右にもってきてください。
- 「ダウンロード」と「mods」が見えているはずです。
- jarファイルを「mods」の中にドラッグして入れてください。
- 次に、マイクラをいったん「終了」してください。
- 起動しなおしてもいいですが、「Fabric API」だけでは画面に変化がありません。次のステップに進みます。
ステップ4 Mod Menuをmodsに入れる
- 次にすること:「Mod Menu」を入れます。
- Mod Menuのダウンロードページ
- https://modrinth.com/mod/modmenu
- 上のページを開いて、「Fabric API」と同じ方法で、modsに入れてください。
- 手順が同じですから、練習のため、画面は省略します。
- Mod Menuを入れたことで、「Mods」ボタンが表示されるようになりました。
- Modsボタンを押すとMOD一覧が表示されます。
- 最初は「Minecraft」と「Mod Menu」が表示されていると思います。
- フィルターボタンをクリックした後、「前提mod: 非表示」を押して「前提mod: 表示」に切り替えると、「Fabric API」などが表示されるようになります。
- 【重要】これ以降は、この画面にjarファイルをドラッグするだけで、MODを追加できます。
ステップ5 様々な軽量化MODをmodsに入れる
ここから、様々なMODをダウンロードしていきます。それぞれのMODの説明をよく読んで、必要なものをダウンロードしましょう。
万が一リンクが使えなくなっている場合、名前と説明を参考に検索してみてください!
MODはひんぱんに配布サイトが変わったりするのじゃ。ダウンロードできない場合は、コメントで報告してくれるとありがたいのう
Cloth Config: 設定画面のための前提MOD
- modrinth: Cloth Config APIのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/cloth-config
- まずはこれを入れましょう。ほかのMODで設定画面を表示するための前提MODです。
- 複数のローダーに対応しているMODは「Select platform」を開く必要があります。
- Fabric版をダウンロードしてください。
Sodium: グラボがなくても大幅にFPSを改善
- modrinth: Sodiumのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/sodium
- Fabricですので、OptiFineではなくSodiumをインストールしましょう。
- Sodiumを入れるだけで、大幅にFPSが改善します。Intelのオンボード(IrisやHD Graphics)にも対応しています。
Sodium Extra: OptiFineのような設定項目を追加
- modrinth: Sodium Extraのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/sodium-extra
- Sodiumにはない、パーティクルといった設定項目を追加します。
Reese’s Soduim Options: 設定画面を改善
- modrinth: Reese's Sodium Optionsのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/reeses-sodium-options
- ビデオ設定画面が使いやすくなります。
Lithium: サーバーにも対応した最適化
- modrinth: Lithiumのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/lithium
- ゲームの処理を改善することで、根本的な重さを改善します。
- Lithiumはサーバーにも入れられます。Fabricでサーバーを立てる人も要チェック。
Dynamic FPS: バックグラウンド動作時のFPSを調整
- modrinth: Dynamic FPSのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/dynamic-fps
- マイクラのウィンドウにフォーカスがあたってない時のFPSを調整します。
Entity Culling: 徹底したカリング
- modrinth: Entity Cullingのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/entityculling
- ※Fabric版をダウンロードします。ほかのローダーと間違えないように気をつけてください。
- Sodiumも同様の最適化を行っていますが、Entity Cullingはより徹底した判定を行い、見えないものを描画から除外します。
- 「オクルージョンカリング」と呼ばれる技術です。
FerriteCore: メモリ使用率の改善
- modrinth: FerriteCoreのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/ferrite-core
- RAMの使用率を改善します。
LazyDFU: 古いワールド変換時の処理を削減
- modrinth: LazyDFUのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/lazydfu
- DFU(DataFixerUpper)という、前のバージョンのワールドを変換する機能を最適化します。
- 結果的に、ワールドの読み込みを高速になります。
Iris Shaders: シェーダー(影MOD)の読み込みを可能に
- modrinth: Iris Shadersのダウンロード
- https://modrinth.com/mod/iris
- OptiFineで使えるシェーダーパックを、Fabricでも使えるようにします。
- ※Irisと一緒にSodiumを入れる必要があります。
ステップ6 シェーダーパックを入れる
- 次にやること: シェーダーパックを入れます
- modrinth: シェーダーパックの一覧
- https://modrinth.com/shaders
- シェーダーパック(影MODの中身)を上のページから探しましょう。
- Irisと書かれているシェーダーパックが使えます。
- Irisを入れたら、「Mods」→「Iris」をクリック→画面右上の設定ボタンをクリックします。
- ダウンロードしたシェーダーパックをドラッグして置くと使えるようになります。
- ※この状態では使えていません。
- シェーダーパックを適用するには、シェーダーパックを選択した状態で「適応」ボタンを押します。
- 一瞬フリーズした後、シェーダーパック名が黄色くなったら適用できています。「完了」で画面を閉じてください。
- BSL Shadersを適用してみました。
この記事の内容は動画でも解説しています。
※動画で紹介しているMODのうち、「Starlight」「Smooth Boot」は1.20では不要と判断され、配布されていません。